ウーパールーパーの再生能力

ウーパールーパーの再生能力

ウーパールーパーの再生能力

ウーパールーパーはエラや手足が欠損しても再生します。その再生能力の仕組みはどうなっているでしょうか。

 

ウーパールーパーの再生能力について

ウーパールーパーのエラや手足が再生する事は多く知られていますが、頭や脳の一部まで再生が可能です。その再生能力について現在の医療現場では注目をしており、人間の再生医療に活かせないか研究がされています。

 

人間は再生できないのに何故ウーパールーパーは再生できるのか、という点については未分化な細胞を持っているか否かにあると言われています。

 

人間は受精卵の時は全ての細胞が未分化状態ですが、一旦細胞が分化して脳や心臓、皮膚等になると、もう他の形には成れません。
ウーパールーパーの場合、人間と同じ様に細胞が分化して体が出来ていますが、手足等が取れると未分化な細胞(再生芽細胞)が傷口に集まり、新しい形を作ります。

 

この再生能力のポイントは、ウーパールーパーはネオテニー、つまりずっと子供の状態であり、その未成熟さ(未分化な細胞がある状態)が
再生能力に繋がっているのではないかと言われています。

 

今後研究が進み、ウーパールーパーがきっかけで人間の欠損部分を補える技術が出来上がれば、再び世間でもウーパールーパーは人気者になるでしょう。(iPS細胞の研究にもウーパールーパーは利用されている様です)

 

ウーパールーパーはどの位の期間で再生するのか

もしエラや手足を何らかの原因で欠損した場合、一概には言えませんが大体1ヶ月程度で新しい形が出来てきて、3ヶ月頃には元の形に戻っている事が多いです。しかし、場合によっては元と同様の形ではなく、手足の指の本数が少ない場合や関節が奇形した状態で再生する場合があります。もしその様な状態になっても、今まで通りペットとして可愛がってあげてください。

スポンサーリンク