ウーパールーパーの研究はどこまで進んでいるのか

ウーパールーパーの研究はどこまで進んでいるのか

ウーパールーパーの研究はどこまで進んでいるのか

ウーパールーパーは謎の多い生き物

ウーパールーパーは水の中で生活する両生類です。しかし、子どもの姿のままで、大人のような生殖機能を持つようになり繁殖が可能になったり、条件が揃えば稀に大人の姿に変化したりと特殊な生態を持っています。

 

また、水の中でも頻繁に泳ぎ回るわけではなく、じっと浮いていることも多いため、普段の行動にも謎が多い生き物です。

 

ウーパールーパーが再生医療に役立つ?

そんな謎の多い生き物であるウーパールーパーは再生能力が非常に高い生き物でもあります。顔の横についている鰓や手足などを何らかの原因で失っても再生するのです。これは神経が残っていれば再生され、神経が残っていなければ再生されないというのは、研究の結果判明していました。しかし、なぜ再生されるのかは長らく不明のままでした。

 

しかし近年、再生される原因が判明してきたのです。将来的にはこれを用いて、人間の身体の再生も可能になるのではないかと言われています。

 

癌撲滅にも活躍

また、ウーパールーパーは人間に癌の撲滅にも活躍しそうです。

 

人間の癌は細胞が突然変異することで発生します。人間には癌細胞の働きを止める遺伝子が備わっているものの、それが働かなくなってしまい、癌が進行、最後には転移して死に至るのです。

 

その働かなくなってしまった癌細胞の働きを止める遺伝子を、ウーパールーパーの卵子のエキスで再度働かせることに成功したのだそうです。卵子についての研究をさらに行っていくことで、将来的には癌の治療薬として活躍することが期待されています。

 

ウーパールーパーは人間に癒しを与えてくれるだけでなく、身体的にも救いを与えてくれる、人間にとって非常にありがたい生き物になりそうです。

スポンサーリンク