ウーパールーパーの精包

ウーパールーパーの精包

ウーパールーパーの精包

精包とは?

精包とは、ウーパールーパーのオスが排出する繁殖に必要なものです。ほかの動物でいえば精子と同じ働きをします。

 

見た目は透明っぽいゼリー状のもので、水槽の底に排出します。排出は一瞬であるためほとんど見ることはできませんし、水槽の底に砂利などを敷いていると見落とすこともあります。

 

では、ウーパールーパーはこの精包を使ってどのように繁殖をするのでしょうか。

 

ウーパールーパーの繁殖の仕方

ウーパールーパーは繁殖の時期にオスとメスが混泳していると、発情することがあります。発情するとオスは精包を排出します。またメスが発情するとお腹に卵を抱え、お腹が膨らみます。

 

そして、オスが排出した精包をメスが体内に取り入れ、お腹の中の卵に受精させて有精卵にします。その後数日をかけて産卵を行います。

 

ウーパールーパーは、受精し損なってしまうことを防ぐために、このように精包を体内に取り入れる繁殖方法をとっていると考えられています。非常に効率的な行動をとる生き物です。

 

繁殖時期

ウーパールーパーの繁殖時期は、冬から春にかけてです。つまり水温が低い状態からだんだんと温かくなってくると繁殖時期と判断し、繁殖活動に入るのです。

 

しかし、家庭でウーパールーパーを飼育する場合、冬は暖房をつけるなどして、水温が高くなりがちです。そして春になっても水温が変わらないため繁殖時期と判断できず、繁殖活動を始めないことがあります。

 

もし、ウーパールーパーを飼育していて繁殖をさせるのであれば、冬と春で水温の違いを作ってあげることが大切です。

 

また、繁殖時期には水槽の底に精包があるかもしれませんので、ゴミなどと一緒に吸い出さないように注意するようにしましょう。

スポンサーリンク